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岩手・大船渡でアイルランド伝統音楽をやってるよ!という意思表示のブログです。2010年4月から2年間遠野市に、そのあと1年間埼玉県東松山市に住んでました。ブログ主はアイリッシュフルートとティンホイッスルを演奏しています。でも先生についたわけではないので、あんまり本格的じゃないかもしれない。
アイリッシュフルートというのは、ベーム式登場以前のスタイルを踏襲した横笛で、アイルランドのミュージシャンが好んで使う楽器です。私が使ってるのはその簡略版というか廉価版ですね。コンサートフルートとか木管フルートという呼ばれ方もありますが、わざわざ「アイルランド音楽で使う」と前置きをしないと使いにくい感じがします。というわけで、アイリッシュフルートというのがいちばん通りが良いのかな?音色は「尺八のようだ」とか「クラリネットのようだ」とか言われるので、クラシックで聴くフルートの印象からはかけ離れてるのかもしれません。
ティンホイッスルというのは金属製の縦笛で、リコーダーの親戚でフラジョレットと呼ばれた古楽器の成れの果てだそうです。印象的な音色でファンが多いですが、なんだか発展途上な楽器で材質・設計の自由度が高く、様々な音色の楽器があります。演奏次第でも随分変わりますが、善し悪しというより個性が反映される楽器です。個人的には明るく爽やかな感じと虚ろで枯れた感じの間をうろうろしてて、あんまりかっちりした演奏は好みじゃないかな。
あと、たまにダイアトニックアコーディオンを弄ってます。押し引き異音のコンパクトなボタン式アコーディオンで、アイルランドに限らず世界中で、安価でコンパクトな庶民の楽器として親しまれてきました。
人によって感じ方がぜんぜん違うんですが、僕にとってアイルランドの伝統音楽は自然に囲まれた素朴な暮らしと、内向的で多感な心性を思い起こさせるような世界で、岩手の風土にぴったり嵌るような気がしています。気取らず力まず、「これでもくらえ!」みたいな感じじゃないとこ魅力の音楽です。
まあ、そういう感じの趣味のことについて書いていこうと思っています。
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